NABLAS、総務省「偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」に採択
- NABLAS
- 7月17日
- 読了時間: 3分
音声通話やデジタルサービスの情報信頼性向上に向け、ディープフェイク検知技術の社会実装を促進

この度、NABLASは総務省が推進する「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」において「電話音声フェイク検知および自治体向け偽・誤情報総合対策の開発・実証」が正式に採択されたことをお知らせいたします。この度の事業採択により、精巧なディープフェイクを見破る検知技術の社会実装を進め、利用者が安心・信頼して音声通話やSNSなどのデジタルサービスを活用できるようになる社会の実現を目指します。
◾️偽・誤情報対策に関する実証事業について
本事業は、インターネット上の偽・誤情報の流通・拡散リスクへの対策技術開発や実証を行い、それらの社会実装推進を目的とした総務省が実施するプログラムです。
生成AIの急速な普及により、誰もが簡単に高精度な画像・映像・音声を生成できるようになりました。生成AI技術が高い利便性を発揮し、様々な可能性を切り拓く一方で、生成AIを使った偽・誤情報の拡散による社会的影響やリスクは日々拡大しています。すでに、個人や組織を標的とした、AIを使ったなりすましや詐欺、社会的な混乱が世界各国で発生しており、情報の信頼性を確保する技術の開発や社会実装が求められています。
本実証事業は、生成AIによるフェイクコンテンツだけでなく、SNSを中心に拡散されるフェイクニュースなどの偽・誤情報を含め、様々な「情報コンテンツ」に対して、利用者が安心・信頼して活用できるようになることを目指しています。
◾️採択事業の概要
【概要】
事業名 | インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業 |
当社事業名 | 電話音声フェイク検知および自治体向け偽・誤情報総合対策の開発・実証 |
実施期間 | 2025年6月(採択決定日)~2026年3月 |
当社は、本事業において「電話音声フェイク検知および自治体向け偽・誤情報総合対策の開発・実証」に取り組みます。
具体的には、電話通信における音声生成AIによるフェイク音声を高精度かつ汎用的に検出する、電話音声のフェイクに特化した検出モデルの開発を行います。通信環境や音質の変化にも柔軟に対応し、生成側の技術進化にあわせて自動で検出精度を向上させる仕組みの構築を目指します。
また、偽画像・偽映像のフェイク検出モジュールと情報の信頼性を評価する「ファクトチェックAIエージェント」を組み合わせた真偽判断、及び自治体から発信される情報に対して真正性を担保する技術開発に取り組みます。
本事業を通して、生成AIによる高精度なディープフェイク音声やSNS上の偽・誤情報を見破り、一般ユーザーから地方自治体まで幅広く対応する信頼性の高い検出技術の開発と社会実装を進めていきます。
◾️お問い合わせ
フェイク検知技術やファクトチェック技術に関するお問い合わせは以下フォームからお気軽にご相談ください。


