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真実を見抜くフェイク検知サービス「KeiganAI」をリリース

  • NABLAS
  • 2 days ago
  • 4 min read

この度当社は、画像、動画、音声、テキストなど、多様なデータ形式の情報を1つのサービス内で横断的に解析し、フェイク情報の検知および情報のファクトチェックを行うサービス「KeiganAI」をリリースいたしました。

本サービスは、2020年より「フェイク検知サービス」として提供してきており、すでに官公庁や報道機関をはじめとする多数の現場でご活用いただいているサービスです。



■ サービス名に込めた想い

当社は、2021年よりディープフェイク技術やそれらが社会へもたらす影響について着目し、国内でも先行して技術の研究開発に取り組んで参りました。そして近年、生成AIによるフェイクコンテンツの高度化が進み、情報の信頼性という社会課題が顕在化してきています。このような社会課題に対応するため開発したのが「KeiganAI」です。「KeiganAI」という名前は「本質を見抜く」という意味の「慧眼(けいがん)」に由来し、あらゆる情報の中から真実を見抜く慧眼を提供していくという想いを込めています。


■ KeiganAIの特徴と強み

ディープフェイクやフェイク検出技術に関する知見の蓄積・開発経験を基盤とし、日々、専門家によるリサーチとモデルの開発を進めています。


【KeiganAI 3つの特徴】

①複数のデータ形式に幅広く対応

業界でも数少ない、画像・動画・音声・テキストといった様々なデータ形式のフェイク情報の解析に対応。また、SNS上の疑わしいコンテンツをURLの入力から直接解析できるURL検出にも対応しています。テキストにおいては、生成物か否かのフェイク検出に加え、情報の正誤を判定するファクトチェック機能も搭載しています。

②ファクトチェックAIエージェントの搭載

ファクトチェックではAIエージェントを搭載し、①主張の抽出、②検証クエリの自動生成、③外部情報ソースへの送信、④証拠情報の取得、⑤真偽の判定という一連のチェックプロセスをAIエージェントが自律的に行っています。


③複数モデルを複合的に組み合わせた高精度な検出

動画のフェイク検出においては、異なる検出手法をとる3つのモデルを組み合わせて、総合的に判定を出力するモデルアンサンブルの形式を採用しています。フレーム画像の中身や、フレーム間の動きの変化量、人間の顔に現れる不自然さなど、それぞれのモデルが得意とする検出方法から得られた結果を統合的に出力することで、高精度な検出を可能にします。



【KeiganAI 3つの強み】

①判定根拠の可視化技術

判定結果に対し、AIが判定の根拠とした情報を提示します。ヒートマップや音声の波形データ(メルスペクトログラム)による視覚的な根拠から、不自然な個所のテキストによる説明を提示します。結果の納得感向上や、社内外への説明時に参考情報として活用いただけます。


②データセントリックなAI基盤により、常に精度を向上

AIモデルそのものの改良に重きを置くモデルセントリックなアプローチではなく、学習データに重きを置くデータセントリックなAIシステム基盤を採用しています。これにより、未知の生成手法が登場した際も、その生成手法特有の特徴を含む学習データを拡充しトレーニングをすることで、新たな脅威に対しても迅速な検出対応が可能となります。


③データの取り扱いに関するカスタマイズ性

検出対象データの取り扱いに対しセキュリティ面での制約や懸念がある場合でも、KeiganAIでは、データの送信先制限や学習データとして利用させない制限を柔軟にカスタマイズします。機密性の高いデータを扱う現場でも安心してご利用いただけます。


■ 今後の展望

今後は、KeiganAIの精度向上や技術開発を引き続き行っていくと同時に、専門家の分析を交えて実施している一部のフェイク判定レポートサービスについて、AIが全ての分析工程を自律的に進めるAIエージェントシステムの開発を進めて参ります。また、通信事業者や政府機関、地方自治体、報道機関などと連携し、通話音声のフェイク検知や自治体における誤情報対策、メディア向けのより強固なフェイク検知・ファクトチェック機能の開発を進め、幅広い業界への展開を加速させて参ります。


■ KeiganAIに関するご相談・お問い合わせ

フェイク検知サービス「KeiganAI」に関するお問い合わせは以下フォームからお気軽にご相談ください。デモのご利用や導入のご相談だけでなく、機能や活用方法に関するご質問なども受け付けております。




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